背中ニキビのメカニズム
どうしてニキビができるのか
ニキビとは、毛穴の詰まりとアクネ菌の繁殖によって起こります。毛穴に詰まった汚れた皮脂などをエサにして、アクネ菌が異常に繁殖して皮膚が炎症を起こすのです。
私達の皮膚の毛穴には、アクネ菌が住んでいるので誰にでもニキビの出来る可能性がありますが、ニキビができやすい人とそうじゃない人の違いは、皮脂の分泌量や毛穴の詰まり具合と言ってもいいでしょう。
背中は手が届きにくくい
背中は、一日中服に覆われています。しかも手が届きにくいので、汗をかくと不衛生な状況になりやすいしお風呂で洗いにくいため、毛穴が詰まりやすい場所なのです。ですから、ニキビができやすいんですね。しかし、ニキビができても、背中にはアクネ菌の数が少ないので「治りやすい」とされています。
背中のニキビの進行
ニキビは、顔も背中も同じように炎症が進行します。
1 コメド
コメドとは、ニキビのもとの状態で、角質と皮脂が毛穴を塞いで毛穴の中に詰まってしまった白い物質のことです。鏡を使って、自分の顔を近くでよく見てみましょう。白~く、ポツポツとしたものが見えませんか?これが、コメドです。
コメドは、皮脂が多い鼻の頭や周辺で良くみかけます。手や器具で押し出すと、ニョロっと油っぽい汚れがでてくるのですが、これをやっちゃうと皮膚に大きななダメージを与えるだけではなく、毛穴が開いたままになって空気に触れた皮脂が酸化して固まり、コメドの状態が慢性化してしまう恐れがあります。背中では確認することも手で押し出すことも難しいと思います。
2 白&黒ニキビ
コメドで塞がれた毛穴に皮脂が溜まり、毛穴は閉じたままで、毛穴の先端が白くポツンと見えるものを「白にきび」、毛穴が開いてコメドの先端が酸化して黒く見えるのが「黒ニキビ」です。
健康な肌なら、毛穴が詰まってもターンオーバーの過程でコメドも抜け落ちるのですが、ターンオーバーがうまくいかずにこの状態が続いてしまうと、コメドをエサにアクネ菌が大繁殖して赤く腫れて炎症を起こします。
3 赤ニキビ
アクネ菌が増えると、毛穴の中で刺激性物質を作り出し、皮膚は炎症して赤く腫れあがり、痛みを伴います。このようなニキビは、皮膚の奥までダメージが及んでいることがあり、腫れが引いてもニキビ跡が残ったりや色素沈着を起こすこともあるんです。
4 化膿ニキビ
アクネ菌の大繁殖を体が察知すると、異物を排除しようと白血球が攻撃をしかけます。その時に白血球が「うみ」として患部に残り、外から見ると白く大きく腫れあがったように見えます。
化膿ニキビを潰してしまうと、にきび跡が残ることが多く、皮膚の奥深くまでダメージを受けている場合は、えぐれたようなニキビ跡「アイスピックスカー」になってしまうこともあります。化膿ニキビは、ゼッタイに刺激しないようにしてくださいね。